ConoHa のコントロールパネルについて
ConoHa のコントロールパネルで接続許可ポートをオン・オフで設定することができます.
しかし SSH のポート番号が 22 で固定されているなど細かい設定ができず少し不便です.
そこで ConoHa のコントロールパネルでは「接続許可ポート」の設定を「全て許可」に変更し.ポートのオン・オフは Linux のコマンドで設定します.
具体的な手順
変更するポート番号を決める
ポート番号 49152 から 65535 はユーザーが自由に使えるように解放された番号です.
できるだけこの番号を使いましょう.
本記事ではデフォルトの 22 から 60000 に変更します.
Firewall (ufw) の設定を変更
まず現在の Firewall の状態を確認します.
sudo ufw status
出力例
Status: active
To Action From
-- ------ ----
OpenSSH ALLOW Anywhere
OpenSSH (v6) ALLOW Anywhere (v6)
次にポート番号 60000 を許可します.
sudo ufw allow 60000
再度 sudo ufw status
を実行して
Status: active
To Action From
-- ------ ----
OpenSSH ALLOW Anywhere
60000 ALLOW Anywhere
OpenSSH (v6) ALLOW Anywhere (v6)
60000 (v6) ALLOW Anywhere (v6)
のようになっていれば OK です.
OpenSSH のポート番号を変更
次に /etc/ssh/sshd_config
を編集してOpenSSH のポート番号を変更します.
sudo vi /etc/ssh/sshd_config
のように vim などで /etc/ssh/sshd_config
の
#Port 22
Port 60000
部分を上のように変更してください.
OpenSSH を再起動
最後に OpenSSH を再起動すれば完了です.
sudo systemctl restart sshd